FRich Quest(フリッチクエスト)やばい評判 サービスの仕組みは信用できる?
2023/02/13
こんにちは。最近日中は小春日和が続きますね^^
春の足音が聞こえてくるような暖かい日があるのは嬉しいです♪
花粉だけは地獄ですけどw
さて、今回はご相談があった
【FRich Quest(フリッチクエスト)株式会社(以下、フリッチ)】
について書こうと思います。
案件の解説 目次
2012年2月5日 フリッチ配当ストップに関する新着記事制作しました
フリッチクエスト(FRich Quest)の配当が遂にストップした!?
実は4年前からこの案件は知っておりましたが出資は見送りました。
一言で言うと
「謎」
の会社ですw
ちょうど私が詐欺に遭っていた最中で、私を騙してお金を持ち逃げした詐欺師から教えてもらった情報だったので、全く精査はしてませんでした
(その詐欺師とフリッチは無関係なことも後から分かりました)
☞ http://fieradellasostenibilita.org/frichstop/
私のフリッチとの出会い
そしてたまたま交流会で知り合った人からフリッチの社員さんを紹介されたので、2年程前に話を聞きに行ったのでした。
あの時、名前だけは知ってたけどまだ続いているのか〜という印象。
こんな真っ赤っかな名刺。

【資産形成コンサルタント企業】
投資あるあるですが、やっぱり導入部分は怪しさしかありませんねw
やって来たのは都営新宿線・副都心線の新宿3丁目駅が最寄りのこちらのビル。
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-2-4 M&Eスクエアビル 3F

雑居ビルの3階です。
懐かし〜。
通された事務所の内装は和の雰囲気のような何というか独特の雰囲気。
酸素カプセルとかも置いてあり、出資すると自由に使っていいそうな。
それは嬉しい特典。
あれ中々高価ですからね〜家にも置けないしw
帰る時にはお土産もくれますw
そういうおもてなしの心は大事。
そこで営業の方から話を聞いたのですが、正直、金融リテラシーは高い方ではなく(金融業界未経験者?)、
むしろ私の方からアドバイスをさせていただいた部分が多かったような記憶です。
その時点で、この会社大丈夫か?
と思いつつ・・・とりあえず最後まで話を聞こうと思って聞いていました。
フリッチクエストの概要
ちょっと2年前と最近の情報と混じっているのでざっくりとしか覚えてないのですが、
・月利は単利で4%(複利も可能)
・1口が100万以上
・1年更新(1年ロック)
・配当はおもてなし会にて現金手渡し
・契約書あり(現金で手渡し預かり)
・運用はセーシェルで会社を立てて社長が色々と運用している(元本の7割は海外の銀行や証券会社などの安定的なところで運用し、残りの3割をFXや株などで運用する)
詳しくはアンチの方が説明してくれていますのでご参考まで。
http://brog.keiten.net/?eid=1098308
個人的には5年以上継続している案件は非常に珍しいので、現状、投資家を勝たせ続けているというのは、実績として評価するべきかと思います。
それによって笑顔になっている人が沢山いるわけですからね♪
フリッチクエストの仕組み 出資するのを見送った理由
では、何故私が出資するのを見送ったのかというのは以下の点が気になったからです。
- 出資金を現金手渡しで受け取って、月利4%の配当を現金手渡し(振込も可)で配当を出していること。
→これは出資法違反、利息制限法違反、金融商品取引法違反の可能性は高いです。
現金手渡しされている出資者のほとんどは確定申告はしませんから(する人もいるでしょうけど)、脱税幇助の可能性もありますね。これだけの期間を配当出せる力があるなら月利2%でもまともにやってくれたら良いのに・・・非常に勿体無い・・・。
会社側は
「確定申告してくださいね」
と伝えているかもしれませんが、現金手渡ししている時点で実質的には
「(申告しなくてもめくれませんよ)」
と言っている様なものです。それならばそもそも全て銀行振り込みで行うべきだと思いません?w
- オフショアの地、セーシェルでどのような運用をやっているのかが全く見えない。
→森野代表のファンドマネージャーとしての力が凄い!
らしいですが・・・何も無い!
とにかくそれを確かめる方法が何も無い!w
配当が出ている以外は、凄いという痕跡すらないわけですから、まともに運用しているかの判断のしようがないということです。
年間48%は必ず配当出すわけですから、経費や税金等考えれば、実際は100%くらいの利回りが出ていないと採算が合わなくなります。
ここがブラックボックスになっており、最も「謎」な部分です。
- 監査法人、金融庁、著名な弁護士法人等の介入が一切ないこと
→これも上記に関係してきますが、森野代表が素晴らしいのであれば、金融免許を取得するなり、弁護士に入ってもらい、法的コンプライアンスをしっかりと守って事業をすれば良いのに・・・勿体無い。
- 1年間のロック(出金制限)があること
→1年のロックがあるということは解約を防ぐことができますから、新たな資金が集まり続ければポンジスキームを使い易くなる状態です。
これは危険ですね〜最初はまともに事業やろうとしていたけども、途中で引くに引けなくて、詐欺会社になってしまう。
流動性が低いとこの状態に陥り易くなります。
- 投資資金の無い若年層には借り入れをさせて出資してもらっていること。
→これが一番私は良くないと思った点です。
投資資金が無い場合はカードローンや創業融資を使って出資を促します(私も提案されました)。
しかも、330万円以上の融資は一律100万円も手数料が取られます。
1,000万円の借り入れをしてその内の900万円しか投資に回せません。500万円借入の方は20%も手数料を取られることになります。
社員の主な歩合はこの融資手数料と言いますからそれはアコギだなぁと思ってしまいます。
5年以上継続できているのは間違いないです。
しかし、企業としてのやり方がグレー過ぎる故に気が進まないのです。
出資法、利息制限法、脱税・・・それら法律に抵触する可能性が高いことをしてまで何故そのようなやり方に拘るのでしょう?
皆様が思っている以上に【手渡し案件】は様々なリスクが襲いかかって来ます。
おもてなし会は中々盛大にやってますよねw 会自体は楽しい雰囲気です。
しかし、そこで毎月、現金が入った封筒を配られて嬉しい!と言っている場合ではないのです。
フリッチクエストに金融庁は入る?
金融庁が立ち入り検査すれば一発で業務停止です。
まだ規模が小さいので金融庁も泳がせていますが、大きな規模になって会社や個人が肥えた所でガッツリ追徴課税や罰金を取るのが国のやり方です。
金銭の消費貸借契約書も「法的な効力」はありません。
銀行を通さなければ証拠も残りませんから、何かあっても出資者は泣き寝入りです。
裏の世界の住人には手渡し案件は持ってこいの乗っ取り事業です。
もしその事業に反社会的勢力が目を付けたらどうでしょう?
違法性のあることをやっている会社は警察にも相談出来ません。
自分達のやっていることまで明るみに出てしまいますからね。
反社の言いなりになってしまい、最後は投資家のお金は奪われてしまうかもしれません。
多額の借入を提案し、出資してもらって、運用が失敗したら
「投資は自己責任なので自己破産してください」
って、本当に投資家のことを考えている会社ならまずこんな借入はさせません。
投資は余剰資金でやるものです。
さらに言うと、目先の融資手数料を取る意味も分かりません。
余剰資金の無い人に人生を賭けて出資してもらうわけですから、せめてそこは手数料取らないで、配当でまずは元本回収を目指してもらうようにしてあげるのが顧客に対する誠意でしょう。
話は変わりますが、先日、北海道のナマコ事業を運営する会社に出資する為に3,000万円の借入を起こして出資したは良いものの、事業は失敗、その人には借入だけが残り、自己破産寸前の方とお話しました。
お子さんが3人もいて、奥様にも話せていない、コロナの影響で収入はほぼ無いそうです。
確かにこの人は軽率だったかもしれない、しかし提案する側がそのような投資家の先の家族の顔が見えていたかが大事なのです。
投資において100%安全なものなどこの世にはありません。
だからこそ提案する側は慎重にならなければいけません。
先程のご家族はこのままいけば自己破産し、家族に内緒で借り入れしてしまってますから、恐らく離散するでしょう。
親は離婚し、お子さんもまともな教育が受けれず、非行に走り、犯罪者になるかもしれません。
フリッチクエストに対する見解 まとめ
万が一のリスクも考慮すると、フリッチさんのやり方は、どうしても真に人の幸せを願っているとは思えないと感じるのは私だけでしょうか・・・
だから個人的には出資はしません。
これはあくまで武田の好み、としか言えません。
現に今のところは出資者を勝たせ続けていますし、再現性も、月利4%で約7年の継続は素晴らしい実績です。
だからこそ表に出せるような体制をとって欲しいと願うばかりです。
そうすればもっと出資したい方は増えるでしょうし、1〜2年で飛んでしまうようなハイプ案件に手を出すくらいならフリッチさんに分散投資した方が良いかもしれません。
巷に出ていて5年以上継続している高配当案件は本当に貴重なのです。
本当に数える程です。
まともな分散投資先が多ければ多いほど、投資家の勝率は高くなります。
しかし間違えれば大きく資産を減らしてしまうことになるでしょう。
表面的な利回りや、セミナーのプレゼンテーションに惑わされることなく、あらゆる角度からその案件の本質を見極めることが重要です。